3・4・5歳くらいになると、お正月の行事を「なんとなく知ってる!」が増えてくる時期ですよね。
とはいえ、いきなり由来をしっかり説明するよりも、読み聞かせで“お正月の空気”を楽しめる絵本がちょうどいいなと思っています。
この記事では、3歳・4歳・5歳の幼児におすすめのお正月絵本を、年齢別に10冊まとめました(読み聞かせ向け)。
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3・4・5歳の幼児におすすめ|お正月絵本10選(読み聞かせ)
〖年齢別:3歳〗幼児におすすめのお正月絵本(読み聞かせ)
3歳は、「お正月の意味」を理解するよりも、物語や好きなシリーズで“楽しい!”を積み重ねるのがいちばん。
自然に、もちつき・十二支・おせちなどの言葉にふれられる絵本を選びました。
① 十二支のおもちつき〖3歳/読み聞かせにおすすめ〗
〖対象年齢:3歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
困っている動物を助けたことがきっかけで、思いがけない展開に…という、どこかむかしばなしのようなお話。読み終わったあとに「お正月にあたたかい、いいお話だね」と言いたくなる1冊です。
〖おすすめポイント〗
「かさじぞう」にも少し似た雰囲気で、よいおじいさん・おばあさんが動物たちからお礼をされて、よいお正月を迎えるお話。
“十二支ってなに?”がまだ難しい3歳さんでも、出てくる動物が自然と十二支なので、すっと入ってきます。すとうあさえさんの行事絵本は低年齢から楽しめるやさしい内容でおすすめです。
* * *
② 10ぴきのかえるのおしょうがつ〖3歳/読み聞かせ〗
〖対象年齢:3歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
冬眠していた10ぴきは、ねずみのもちつきの音で目をさまします。そこで「お正月っておもしろい!」と知った10ぴき。さっそく自分たちも大そうじから始めます。
〖おすすめポイント〗
大人気10ぴきのかえるシリーズ。わが子も3歳からはまったシリーズです。大好きなシリーズを通しておしょうがつをやさしく知れる、読み聞かせにちょうどいい絵本。
“おおそうじ”という概念にもふれられるのが、あまり他の絵本になくていいですよね。
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③ おせち〖3歳/年齢別におすすめ〗
〖対象年齢:3歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
黒豆・きんとんなど、おせち料理をひとつひとつ美しい絵で紹介しながら、そこに込められた願いをリズミカルな言葉で伝えます。最後には、一の重・二の重・三の重と詰める順番も分かります。
〖おすすめポイント〗
こどものともでリリースされてからとても話題になった絵本。おせちの一品一品の由来が、美しい絵とシンプルな言葉でまとまっていて、図鑑のような満足度です。飾っておくだけでも素敵。
〖年齢別:4歳〗幼児におすすめのお正月絵本(読み聞かせ)
4歳になると、年末年始の「流れ」も少しずつ楽しくなってくる頃。
おせち・七草・大掃除など、お正月の行事が具体的に出てくる絵本がハマりやすいです。
④ おばあちゃんのおせち〖4歳/読み聞かせにおすすめ〗
〖対象年齢:4歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
きりちゃんが、おばあちゃんのおせち作りを初めてお手伝い。買い出しから料理の手順、おせちのいわれまで、家族で迎える昔ながらのお正月の楽しさ・あたたかさが描かれます。
〖おすすめポイント〗
おばあちゃんの~シリーズは、おばあちゃんのやさしさを通して、行事にまつわる食べ物を教えてくれます。由来や作り方が「ちょうど分かる」ようになってきた4歳にぴったり。版画のような絵もとてもいいです。
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⑤ おばあちゃんのななくさがゆ〖4歳/年齢別におすすめ〗
〖対象年齢:4歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
1月7日は七草の日。きりちゃんが、おばあちゃんと一緒に七草がゆを作りながら、行事のいわれを教わります。「この日に食べると1年健康にくらせるんだって」。
〖おすすめポイント〗
七草がゆはお正月絵本として見落としがちですが、実はすぐにやってくる行事。お正月の読み聞かせと同じタイミングで押さえておくのがおすすめです。うちの子はこれで春の七草を覚えましたよ。
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⑥ もうすぐおしょうがつ〖4歳/読み聞かせにおすすめ〗
〖対象年齢:4歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
冬休みに、おじいさん・おばあさんの家でお正月を迎える家族の話。ガラス磨き、障子張り、大掃除、もちつき、買い出し…と年末年始の準備が細かく描かれます。除夜の鐘にもふれます。
〖おすすめポイント〗
動物たちが人間のようにお正月の準備を楽しむ、少し不思議な世界観。動物が大好きな子にはすごく魅力的みたいです。兄弟がワイワイと、おじいちゃんおばあちゃんと過ごすあたたかさがセリフにも出ています。
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⑦ ばばばあちゃんのおもちつき〖4歳/おすすめ〗
〖対象年齢:4歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
子どもたちにせがまれて、ばばばあちゃんがおもちを作ることに。臼も杵もないけど、だいじょうぶ? 子どもたちとおいしものを作って食べるシリーズの1冊です。
〖おすすめポイント〗
みんな大好きばばばあちゃんシリーズ。大好きなばばばあちゃんを通して、いつものノリで楽しく行事の食べ物を知れます。周りのこどもたちがいつもいきいきとしていて、実感をもって子どもも読めます。
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⑧ 十二支のはじまり〖4歳/年齢別におすすめ〗
〖対象年齢:4歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
正月の朝、動物たちが神の御殿へ一番のりをめざします。十二支の由来のお話。
〖おすすめポイント〗
十二支の由来の絵本は数ありますが、私はこのちょっと渋い絵のものが好きです。「だからネコさんはいないんだ~~~!」と、大人も子どもと一緒に楽しい共同体験ができる1冊。十二支について少し深堀りしたいときには絶対におすすめです。
〖年齢別:5歳〗幼児におすすめのお正月絵本(読み聞かせ)
5歳になると、絵本の楽しみ方がぐっと広がって、町の空気やことばの面白さまで味わえる子が増えてきます。
「お正月」という言葉がタイトルに入っていなくても、年末年始の行事にふれられる絵本は、5歳の読み聞かせにとてもおすすめです。
⑨ はつてんじん〖5歳/読み聞かせにおすすめ〗
〖対象年齢:5歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
学問の神様・菅原道真をまつる天満宮へ、新年になってから初めてお参りに行く「初天神」。落語絵本として、テンポよく楽しいお話が展開します。
〖おすすめポイント〗
川端誠さんの落語シリーズは5歳以上に大変おすすめ!落語入門といわずとも、子どもが読んでわははと笑えるやさしい内容と、わかりやすい絵になっています。うちにも何冊もあり、長女は何度も「読んで読んで」と持ってくるシリーズです。いわゆる「お正月」と題していないお正月絵本も、幼児さんにはおすすめ。
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⑩ お正月がやってくる〖5歳/読み聞かせにおすすめ〗
〖対象年齢:5歳〗
〖あらすじ(公式より要約)〗
年末、浅草の雷門をくぐり、しめなわ・お正月飾りの材料の買い付けへ。販売を終えたら家でも大忙しで年越し準備。大掃除、おせちの買出し…そして「あけましておめでとう」。都会に残る年末年始の行事が、細密な絵で描かれます。
〖おすすめポイント〗
お正月準備をするなおこさんの姿が、少し大きい5歳さんにはすごく魅力的にみえるようで、長女は何度でもよんでほしがります。酉の市だったり、まだなじみのない風景が描かれているのも魅力の一つです。
3・4・5歳向け お正月絵本の選び方(読み聞かせ)
3・4・5歳になると、行事の「名前」や「流れ」を少しずつ理解できるようになります。
とはいえ、まずはお正月の空気を楽しめることがいちばん。読み聞かせしやすいテンポや、絵の情報量で選ぶと、親子で気持ちよく読めます。
- 3歳:好きなシリーズ・あたたかい物語で「お正月っていいね」を作る(お正月絵本 入門)
- 4歳:おせち・七草・大掃除など、行事の要素が出てくる絵本が楽しい(年齢別に選びやすい)
- 5歳:落語や町の描写など、ことばや世界観を味わえる本もハマりやすい(幼児向け読み聞かせが広がる)
まとめ|3・4・5歳におすすめのお正月絵本
3・4・5歳向けのお正月絵本は、行事を「丸暗記する」ためというより、親子で季節の空気を味わうためのもの。
読み聞かせで「今年のお正月、いい時間だったね」って思える1冊が見つかると嬉しいです。


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