七田式プリント、気になってはいるけど、
「意味ないって聞くけど実際どう?」「何歳から?」「いつやればいい?」「やめ時は?」と迷いますよね。
この記事では、七田式プリントA・B・Cを実際に家庭学習として取り入れてきた我が家の体験をもとに、
年齢・取り組んだタイミングや時間・よかった点・合わなかった点・やめた理由まで、正直にまとめています。
どんな教材?七田式プリントって何?
七田式プリントは、七田式教育の考え方をもとに作られた家庭用の学習プリント教材です。
一般的な「ドリル1冊を解く」という教材というより、家庭学習用に組まれたカリキュラム型のプリント教材に近い存在です。
内容は「もじ」「かず」「ちえ」の3分野で構成されていて、文字や計算だけでなく、考える力・思考力も含めてバランスよく土台を作っていくことを目的としています。
七田式プリントは、A・B・C・Dの4段階に分かれていますが、教科が変わるわけではなく、同じ内容が少しずつレベルアップしていく構成です。
公式の目安では、1日あたりもじ1枚・かず1枚・ちえ1枚の合計3枚。
1枚ずつ取り組めるので、短時間で終わり、
毎日の家庭学習に取り入れやすいのも特徴です。
教室に通うことが前提ではなく、
家庭で、親子で取り組むことを想定して作られている教材です。
七田式プリントA・B・C・Dは何歳向け?我が家がやった年齢
七田式プリントは、年齢や発達段階に合わせてA・B・C・Dの4段階に分かれています。
公式では、以下のような年齢目安が示されています。
- A:2歳6か月〜4歳
- B:3歳6か月〜5歳
- C:4歳6か月〜6歳
- D:5歳6か月〜就学前
公式の目安を参考にしつつ、我が家では次のようなタイミングで取り入れました。(Cの途中でお休みしています。)
- A:3歳9ヶ月から(年少)
- B:4歳6ヶ月から(年中)
- C:5歳3ヶ月から(年長)
Aのスタートについては娘の学力的に「少し余裕をもってできそうだな」と感じてからスタートしました。
長女はプライドも高くて失敗したくないタイプ。
できない状態で始めて挫折するより、まずは「できた!」という成功体験を積ませたかったからです。
「七田式プリントは何歳から?」とよく聞かれますが、年齢よりも子どもの状態を見て始める方が合うと感じました。
何時に・どれくらいやってた?年長家庭学習の時間
我が家では、保育園から帰って夕ご飯までの間に取り組んでいました。
公式では「1日3枚」が目安ですが、我が家の場合はかなり柔軟にしていました。
「今日は“かず”をたくさんやりたい」
「今日は“ちえ”はやりたくない」
という日も普通にありました。
そういう日は無理に揃えず許容して、
最終的にA全体(BもCも)がなんとなく同じタイミングで終わるように調整していました。
基本は公式のやり方に沿って1日3枚ずつ。
やりたがる日は少し多めに、やりたくない日は無理にやらない、というスタンスです。
特に未就学の間は、勉強を苦しいものだと思ってほしくないので、ある程度本人の気持ちに寄せて進めていました。
やってよかった点①|400%学習による「エスカレーター感」
七田式教育では「400%学習」と呼ばれている概念があります。
一度で完璧に理解させることを目的とせず、
同じ内容に繰り返し出会うことで、少しずつ定着させていく考え方です。
プリントをやっていくと、同じ系統の問題が5枚(5日分)続き、しばらく別の内容を挟んだあと、
少しレベルアップした同じ種類の問題がまた5日分出てくる構成になっています。
例えば、うちの娘は規則性の問題が苦手でした。
5日間続けてもなかなかうまくいかず、イライラすることもありましたが、「5日で終わる」と分かっているので、なんとか乗り切れる。
そしてしばらく経って、また同じ規則性系の問題に出会うと、前回の経験やその間の成長で、自然とできるようになっている。
チャレンジ → 離れる → また出会うを繰り返すことで、無理なく、少しずつ学習能力が底上げされていく感じがありました。
昔から研究し尽くされたメソッドにお任せしていれば、400%学習のおかげで、いつのまにか力がついている。
親は細かく考えなくても、エスカレーターに乗っているように、自然と次へ連れていってくれる感覚があります。
やってよかった点②|親目線で感じた「続けやすさ」と安心感
◉カラープリントも見やすく、視覚的にうるさすぎず、子どもが前向きな気持ちで取り組める点もよかったです。
◉1枚ずつきれいに切り離せるので、
市販のドリルによくあるような端っこがビリっとやぶれてしまって、次の日からちぎりにくくなったりするストレスがありません。(地味に嬉しい…)
◉もじ・かずだけでなく、「ちえ」で思考力を鍛えられる構成なのも、家庭学習としてバランスが良いと感じた点です。
◉市販ドリルの場合、親が「今、我が子に何が必要か」を考えて選び、試して、合わなければまた変える、という作業が必要になります。
七田式プリントは、その点、完成度の高いカリキュラムに丸ごと乗れる安心感がありました。
◉また、七田式のアカウントなどを新たに作らなくても楽天やAmazonで送料無料で買えるのも私は嬉しかったです。(ネットでの買い物が何かと多いため、アカウント管理するものが増えないのはありがたい…)
- 鉛筆が持てて、〇×が書ける
- 点と点が線で結べる
- 大小、長短が分かる
- ひらがながすべて読める
- 10までの大きさが分かる
- 1つだけ向きの違う物が分かる
- 10までの足し算ができる
- ひらがなや簡単な単語が書ける
- 文字と対応した絵を選ぶことができる
- 七田式プリントA~Cの問題が解ける
- 小学1年生の漢字や計算を先取りしたい
- 基礎学力を固めたい
正直、合わなかった点・デメリット
大きなデメリットは多くありませんが、
3年くらいやっていて、後半は「飽きた」「行き詰まった」感じが出てきました。
親も子も少しずつ負担を感じるようになり、
最後は一度ストップする判断をしました。
また、うちはCの途中でやめたのですが、そこまでの時点で言えば、文字の繰り返し練習の量が少なめなことや、くもんのように多量の計算問題を徹底的にやりこむ要素はあまりないのでそれらは他で補わないとなと感じました。
やめた理由とタイミング
やめた理由は「できなかったから」ではありません。
年長の夏頃になり、小学校入学に向けて、ひらがなや足し算をじっくり取り組みたい時期に入ったためです。
七田式プリントで土台は十分にできたと感じたので、単元ごとの市販ドリルに切り替えました。
七田式プリントが向いている家庭・向いていない家庭
向いている家庭
- 家庭学習の内容を考える余裕がない
- 毎日短時間でコツコツ続けたい
- 全体的な土台をバランスよく作りたい
向いていない家庭
- 単元をピンポイントで深掘りしたい
- コピーして繰り返し使いたい
- 毎日系がプレッシャーになる
まとめ
七田式プリントは、「意味ないかも?」と感じる人がいる一方で、合う家庭にはしっかり価値を発揮する教材です。
途中でやめても無駄になりにくく、後伸びする基礎学力をしっかりつけてくれる教材だと私は感じました。
我が家の家庭学習の土台作りにもしっかり貢献してくれたので、またタイミングをみて我が家もこのプリントや小学生版に戻りたいなと考えています。
確立された質の高いのメソッドを取り入れてみたい方は一度公式教材の情報をご確認されることをおすすめします。

コメント